ナトリウムイオン電池は、ナトリウムの豊富さとコストの優位性から、電気エネルギー貯蔵システムの有望な電源として浮上しています。効果的な応用には高性能の電極材料が不可欠です。私たちは、単斜晶型CoMoO4材料をシンプルな溶液法で合成しました。最適な焼成温度を調整し、高い結晶性と棒状の形態を達成し、温度依存時間分解X線回折によって確認しました。ナトリウムイオン電池のアノードとして使用した場合、CoMoO4ロッドは初期放電容量と充電容量がそれぞれ537と410mA h g–1を示しました。ガルバノスタティック間欠滴定法を使用して測定したCoMoO4アノード内のナトリウム拡散係数は、初期サイクル中に1.565 × 10–15から4.447 × 10–18 cm2 s–1の範囲でした。反応機構は、ex situ X線回折とX線吸収分光法を用いて調査し、ナトリウムの挿入/抽出プロセス中にCoとMoの還元/酸化およびアモルファスのような構造を示しました。完全に放電および再充電されたCoMoO4アノードのex situ透過電子顕微鏡およびエネルギー分散分光法の画像では、棒状の形態と均一な元素分布の保持が確認されました。- カバーピクチャーの制作はサピエンスが担当しました。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsami.8b16324