[カバーピクチャー.53]Reduced Pyronin B as a solution-processable and heating-free n-type dopant for soft electronics

Cover design

空気安定性があり、加熱を必要としないドーピングプロセスは、プラスチック基板上の高度なフレキシブル電子機器の実現に不可欠です。研究者たちは、カチオン性色素のピロニンBを使用して高性能なn型有機ドーパントを開発しました。これは、さまざまな有機非極性溶媒中でNaBH4を用いた簡単な化学還元により、ピロニンBをそのルコ形態に変換することで達成されます。還元されたピロニンB(rPyB)は、ヒドリド媒介電子移動ドーピングを介してグラフェンやPCBMなどの炭素ナノ材料と相互作用し、電子スピン共鳴(ESR)分析によって確認されます。rPyBをグラフェンにコーティングすると、アニーリングなしで溶媒が除去され、グラフェンの仕事関数が4.52eVから3.98eVに減少します。rPyBの複数のコーティングにより、90日間の空気安定性が確保されます。この方法は、PDMSスタンプを使用した大面積グラフェンFETアレイでの選択的n型ドーピングを可能にし、ソフトエレクトロニクスのコスト効率の高いアプローチを提示します。- 論文カバーピクチャーの制作はサピエンスが担当しました。

https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2018/tc/c8tc02094a#!divAbstract

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