光応答性ブロック共重合体（BCP）粒子の形状と色を光で正確に制御する新しい方法が開発されました。これは、特定の波長の光に応答してその特性を変化させる光感応基（ニトロベンジルエステルおよびクマリンエステル）を持つ界面活性剤を設計することによって達成されます。これらの変化は、BCP粒子の表面および湿潤特性を変化させ、球状から楕円体への形状変化や色の変化を可能にします。異なる波長（254 nmおよび420 nm）に反応する2つの光応答性界面活性剤を組み合わせることで、選択的な形状変換が実現できます。さらに、これらの形状可変BCP粒子はパターン化されたハイドロゲルフィルムに組み込むことができ、高解像度の携帯用ディスプレイなどの応用が期待されます。-論文雜誌のカバーピクチャー制作はサピエンスが担当しました。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.9b07755