[論文雜誌のカバーピクチャー] Interparticle distance as a key factor for controlling the dual-emission properties of carbon dots

Scientific Journal cover picture

多色発光のカーボンドット(CD)は、その独自の特性から注目されていますが、赤色発光の制限があり、応用が限定されていました。これを解決するため、CDの発光起源を濃度依存のフォトルミネッセンス(PL)で探求しました。365 nmの単一励起下で青色/赤色の二重発光を示すCDを合成しました。濃度が増加するにつれて、青色発光は431 nmから500 nmに大きく赤方偏移し、赤色発光(約650 nm)は強度の変化のみでスペクトルのシフトはほとんどありませんでした。溶媒の種類やpHを変えた分光分析により、二重発光のPL挙動には粒子間距離が重要であることが確認されました。これらのCDは、独自のPL特性を活かして、白色発光ダイオード(WLED)や比率的pHセンサーの応用に期待が持てます。-論文雜誌のカバーピクチャー制作はサピエンスが担当しました。

https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2020/cp/d0cp02120b#!divAbstract

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