再生可能エネルギー分野で重要な高エネルギー密度充電式電池では、リチウム（Li）注入電極におけるサイクリング安定性と寸法安定性が課題です。本研究では、単純な酸化方法を用いて、3Dニッケルフォーム上にリチオフィリックNiO層を形成する手法を提案します。酸化されたニッケルフォームは、リチウムの濡れ角を120°から0°に減少させ、その性能を大幅に向上させました。1000回のサイクル後も樹枝状結晶の形成やショート回路が見られないこの手法は、リチウム金属電池技術のさらなる発展を促進するでしょう。-カバーピクチャー制作はサピエンスが担当しました。

https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2021/ma/d1ma00065a#!divAbstract