完全に溶液処理可能なバイアスフリーの光電気化学（PEC）セルを報告します。このセルは、Cu2O光陰極とBiVO4光陽極を使用して、全体的な太陽光水分解を実現します。これらは、層ごとの（LBL）組み立て方法を用いて、各々の水素および酸素発生反応（HERおよびOER）のために触媒多層（CM）で強化されました。カチオン性ポリエレクトロライトとアニオン性分子ポリオキソメタレート（POM）電極触媒から成るCMの堆積により、光触媒活性および安定性の両方で著しく性能が向上しました。詳細なPEC分析により、CMは光電極/電解質界面での電荷輸送と触媒電荷移動を促進するだけでなく、特に不安定なCu2O光陰極を保護コーティング層の形成によって非活性化から抑制することが明らかになりました。その結果、有毒/有害な化学物質やエネルギー集約的なプロセスを使用せずに、効率的かつ安定した無援助の太陽光水分解のためのPECセルを製造することができました。本研究は、環境に優しい方法でさまざまな形態の電気化学的PECデバイスの設計および製造のための簡単で多用途なプラットフォームを提供します。- 論文カバーピクチャーの制作はサピエンスが担当しました。

https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2018/gc/c8gc00681d#!divAbstract