スクラブチフスの迅速かつ正確な診断のために、新しい表面増強ラマン散乱ベースのラテラルフローアッセイ（SERS-LFA）技術が開発されました。O. tsutsugamushi IgG（スクラブチフスのバイオマーカー）を検出するためのラテラルフローキットが製作され、さまざまな臨床血清濃度に対してテストされました。ラマン測定を使用してキャリブレーション曲線が確立され、臨床血清の力価値が決定されました。SERS-LFA法は40の臨床サンプルで評価され、標準的な間接免疫蛍光アッセイ（IFA）法と良好な一致を示しました。SERS-LFAは、IFAと比べてサンプル量が少なく、アッセイ手順が簡単で、アッセイ時間が短く、定量分析が体系的で、アッセイの寿命が長いという多くの利点があります。さらに、SERSストリップは小型ラマン分光計と容易に統合できるため、現場での血清診断もより実現しやすくなります。-カバーピクチャーの制作はサピエンスが担当しました。
メニュー
