[カバーピクチャー.153]Modification of Interfacial Tension and Wettability in Oil–Brine–Quartz System by in Situ Bacterial Biosurfactant Production at Reservoir Conditions: Implications for Microbial Enhanced Oil Recovery

Scientific journal cover

油・塩水・鉱物の界面特性を、バイオサーファクタントを生成する微生物およびその細胞外代謝産物で修飾することは、微生物を利用した石油増進回収法(MEOR)の有効な戦略とされています。この研究では、枯草菌(Bacillus subtilis)が生成するリポペプチド系バイオサーファクタントが、油・塩水・鉱物システムにおける界面張力(IFT)および濡れ性に及ぼす影響を定量的に調査しました。研究結果によると、B. subtilisは35〜45℃の高温および10 MPaの高圧条件下でサーファクチンを生成し、IFTを低下させ、濡れ性を変化させることが確認されました。特に中温域では、サーファクチンの生成と石油回収率が大幅に向上することが示されました。この結果は、高圧、中温の貯留層でMEORにバイオサーファクタント生成微生物を利用する可能性を示しています。-カバーピクチャーの制作はサピエンスが担当しました。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.energyfuels.9b00545

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