[カバーピクチャー制作] Analysis of deoxyribonuclease activity by conjugation-free fluorescence polarisation in sub-nanolitre droplets

Scientific Journal Cover

デオキシリボヌクレアーゼ(DNase)活性の解析を、液滴ベースのマイクロ流体チップにおけるコンジュゲーション不要の蛍光偏光を用いて行う新しい方法を開発しました。DNaseはDNAを切断する重要な酵素で、正常な細胞機能の維持に重要な役割を果たしています。DNase活性の変化は、さまざまな癌や自己免疫疾患と関連しています。従来のDNase活性解析方法は、大量のサンプルと蛍光色素のコンジュゲーションが必要であり、費用がかかります。我々の方法では、エチジウムブロマイド(EtBr)というDNAインターカレーターを蛍光レポーターとして使用し、事前のDNAコンジュゲーションや修飾を必要としません。DNase 1によるDNA分解は、330ピコリットルの液滴内でEtBrの蛍光偏光の変化を40Hzの周波数で可視光下で監視します。この技術を用いて、DNase 1活性の阻害に対するエチレンジアミン四酢酸(EDTA)の半数阻害濃度(IC50)を1.56 ± 0.91 mMと成功裏に決定しました。-カバーピクチャー制作はサピエンスが担当しました。

https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2020/an/c9an02380a#!divAbstract

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